俳優 名高達男×(同)サワディーハウス 鈴木寿彦 リフォーム対談 3.11

暖かくなりつつある今日この頃・・・・

先日3月11日(金曜日)、思えば11年前は茨城県日立市に居住していたので震災を思い浮かべます、私よりも被害にあわれた方へ「一日も早い復興をお祈り申し上げます。」さて、弊社にて俳優 名高達男さんとリフォームにてお話をさせてもらいました。

名高達男さんと言えば私たちの年代ではマサイ族とジャンプで競い合うコマーシャル「アリナミンA25」、「相棒劇場版Ⅱ」や「釣りバカ日誌」などにも出演した方です。そのような方が弊社に来るとは????

そのうえ「リフォームについてのインタビューアをさせてほしい。」とはビックリです。

では、「何を聞かれるのだろう?」と緊張するのかな~などと思い質問に答えました(不思議と緊張はありませんでした)。

正直に私は何十年もこの仕事を行っているのではなく、これまで「工程管理」「経営・接客」を経験して今の仕事と出会いました。きっかけは建築関係者のおおらかさや話しやすさとなります。

では名高さんからのインタビュー

名高 埼玉県白岡市に拠点を置く、合同会社サワディーハウスさん。屋根や外壁の塗装、内装リフォームなどを手がけているそうですね。まずは、鈴木代表のご経歴から教えていただけますか。

 

鈴木 私は茨城県日立市で生まれ、高校を卒業後、地元の大手総合電機メーカーに就職しました。学業を兼ね、9年ほど工程管理業務に従事して29歳で退社し、かねてから夢であった経営者になるべく、大手コンビニエンスストアの店舗オーナーに転身したんです。

 

名高 ほう、まったくの異業種へチャレンジされたわけですか!

 

鈴木 ええ。そのコンビニは今や知らない人がいないほどの大手チェーンではあるものの、当時はまだ茨城県内に17店舗しかなく、需要と伸びしろを感じたんですよね。ただ、建築業界のお客様が多かったこともあり、接客しているうちに徐々に建築の仕事に関わってみたいと思うようになったんですよ。

 

名高 鈴木代表の今があるのは、コンビニ時代のお客さんの影響なんですね。それから鈴木代表がどのような道を歩み現在に至るのか、ますます興味が湧いてきました!

 

 

旅行好きが高じて独立

 

名高 お客さんの影響で建築業界に惹かれ、塗装やリフォームの世界に入られた鈴木代表。その知識と技術は、どこで習得されたのでしょう?

 

鈴木 タイで学んだんですよ。私は大の旅行好きで、見知らぬ人とでも気さくに喋れるタイがお気に入りなんです。あるとき一人旅でタイを訪れ、タイ人の建築会社社長に出会いましてね。すっかり意気投合して、その方が運営する会社に遊びに行く仲になったんです。それから月に何度もタイに通うようになり、その方から建築や塗装のお施主様への説明の仕方、営業をするにあたっては、教科書には書いていないノウハウを教わりました。7、8年はタイへ通い詰めでしたね(笑)。

 

名高 海外で勉強したとは驚きました! 趣味の旅行、そしてタイを愛する気持ちが高じて次のステップに進まれたわけですか。

 

鈴木 そうなんですよ。最初はタイで独立しようと妻と共に考えて現地へ渡ったものの、

妻からすれば準備期間と言葉の克服が必要と言われ。そこで住み慣れない異国の地での起業は厳しいと判断し、日本に戻って建築関係会社であらためて勉強し直し、2019年に弊社を立ち上げました。

 

名高 いろいろなことに果敢に挑戦している鈴木代表に、シンパシーを感じました。実は私は、もともとエンジニアとして生計を立てていくつもりでいたんですよ。それがスカウトされたことを機に、ほぼ好奇心からモデルとして芸能生活をスタートさせました(笑)。その後、役者としてチャレンジさせていただく機会を得て、気付いてみれば40年以上この世界で生きています。結果として私の場合はエンジニアではなく、役者が天職だったんだと感じています。鈴木代表の場合は電機メーカーでもコンビニでもなく、それが建築業界だったのでしょうね。ところで、鈴木代表のタイでの学びが活きた、御社ならではの塗料へのこだわりが気になります。

 

鈴木 日本では馴染みの薄い、海外製の塗料のご提案をできるという点で他社さんとの差別化を図っています。タイは熱帯モンスーン気候といわれる高温多湿型の天候が特徴で、年間平均気温は29℃にもなり、雨も多い国です。なので、湿気や雨に耐性があり、なおかつ遮熱効果のある塗料が好まれるんですよ。ただ、このような塗料は日本にもあるもののコスパを考えると海外発で国内生産塗料。そういった塗料の知識や施工の技術があるのは、弊社の強みになるのではと思っています。

 

名高 日本も夏場は蒸し暑く雨が多いですから、湿気や雨に強く、熱を遮断してくれる塗料はニーズがあるでしょうね。

“嘘をつかない”を徹底

 

名高 御社の塗料へのこだわりをお聞きしたところで、施工を行う際に気を付けていることも教えていただきたいです。

 

鈴木 弊社では塗装前にバイオ洗剤で苔などの微生物を溶かし、さらにその後、高圧洗浄を行っています。事前に念入りに洗浄しておくことで、塗料の密着力が高まり耐久性が格段にアップするんですよ。

 

名高 品質のためならどんな手間も惜しまないという矜持が伝わってきますよ。ところで、こちらには屋根のカバー模型が見受けられますね。先ほどから気になっていました(笑)。

鈴木 こうして屋根のカバー模型をつくり、ショールームのように展示しておくことでお客様に素材の感触や質感を実際に確かめていただけます。模型をお見せすることで、口頭や資料の説明だけではお客様にとってイメージしにくかった点を解消できるので、私たちとしてもご提案しやすいんですよ。

 

名高 屋根を至近距離で確認できる機会はそうそうないと思いますし、こうして見せていただけると安心ですね。顧客目線を忘れない素晴らしい発想です。そんなお客さん思いの鈴木代表が、実際にお客さんと接する際に心がけていることは何でしょう?

 

鈴木 お客様にお会いする際は一人ではなく、必ず2人組でおうかがいし、さらにお客様とのやり取りを議事録に記録しています。そうしてエビデンスを残すことで、お客様との行き違いやトラブルの発生がないよう、気を配っていますね。

 

名高 特に屋根塗装となると細かい箇所まで目視できるわけではないので、何かとトラブルが起こりやすい気がします。中には、ホームページなどで自社施工や破格ともいえる低価格をうたっておきながら、実際はそうじゃない業者さんもいると耳にしましたよ。

 

鈴木 まさに名高さんのおっしゃる通りなんです! そこで弊社では、“嘘をつかない”を徹底しているんですよ、これこそが、タイで学んだ一番の教えです。安価な材料を使っても作業工程が増えれば工事額自体は高くなるということを包み隠さずお話しし、予算内に収まらないというお客様に対しては、契約を押し進めることは絶対にしません。さらに、あらかじめどんな職人が施工を行うのかお客様が把握できるよう、職人のプロフィールと顔写真を弊社ホームページに掲載していますよ。

「悲しみ半分、喜び2倍」をモットーに

 

名高 きちんと工事額をオープンにし、さらにホームページに職人さんのプロフィールやお顔写真を載せているのは、非常に透明性が担保されていて、お客さんの安心感が違うと思います。同時に、職人さんの持つ技術に対する自信の表れでもありますね。

 

鈴木 弊社が施工をお任せしている職人さんはキャリア20年以上のベテランがほとんどで、自信を持って現場に送り出せる匠ばかりです。私たちと職人さんで一つのグループ、チームなのだという意識を持って、今後も職人さんと協力しながら頑張っていきたいですね。

 

名高 タイで出会った建築会社の社長に始まり、今一緒に仕事をしている職人さん、そし

てお客さんと、鈴木代表は人との縁を大切にされている印象です。

 

鈴木 弊社の経営理念は「頑張るな、今のままでいい! この先きっと悲しみは半分に、喜びは2倍になる」です。人様との出会いが悲しみを半減させ、喜びを倍にしてくれると信じてきたからこそ、周囲に助けられて今までやってこれたのだと思っています。これからもお客様をはじめ職人さんやグループ会社の方々、そして私自身と、全員が笑っていられたら最高ですね。そのためにも無理をしすぎず、楽しく仕事をしながら良質なサービスをご提供していきたいと思っています。こちらが辛い気持ちでいると、誰も幸せになれませんから。

 

名高 決して無理はしすぎず、それでいて誠実に、実直に仕事に取り組む鈴木代表。その自然なお姿に惹かれますよ。最後に今後の目標を教えてください。

 

鈴木 タイの企業とのコラボレーションを叶えたいです。例えば建物の建築は提携先が手がけ、弊社でその建物の塗装を担うというような取り組みを実現したいと思っています。

 

名高 聞いているだけでもワクワクする夢です。実現を楽しみにしていますよ。それにしても、鈴木代表のお話をうかがっていると、偶然の出会いによって人生はどうなるかわからないということを、あらためて感じました。新たな縁からレールが生じ、次のステップへと導かれる様子は私のこれまでの経験とも重なっている部分が多く、非常に共感できましたよ。これからもご縁を大切に、ぜひ頑張ってくださいね。

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「仕事を楽しむ」とは・・

ルーティンを設けることでしょうか。例えば休日の午前中はお風呂に浸かった後のんびりと食事をとり、ビールを飲んで体を休ませる。一週間のうちにそういう日を必ず組み込むことが、仕事を楽しむ原動力になると感じています。

鈴木寿彦

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